釈尊

 

 仏さまは、今から約3000年前に50余年間のご説法をしておられます。
 
仏さまが、この世に生まれて生涯を終えられるまでの時期に、色々な説がありますが、ここでは、鎌倉時代の通念に従って「周書異記」の説により、周の昭王24年(紀元前1029)4月8日を仏誕、周の穆王(ぼくおう)52年(紀元前949)2月15日を仏滅とします。
 
仏さまが説法された頃は、まだ文字が発明されていなかったので、口頭で伝えられていたのです。
 
仏さまが、世におられる間は、何ら不都合も起こらなかったのですが、入滅されてから色々と支障が生じてくるようになり、教えそのものが散逸しないことと、教えの尊厳さを遺(のこ)していくために、多くのお弟子達などで全ての説法をまとめ上げられたのです。
 
これが「結集(けっしゅう)」と呼ばれるもので、これが後に書写されて「黄巻赤軸(おきょう)」として今日に残っているものです。